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動物・環境ニュース

2019/05/07
アナグマのワクチン接種にもっと補助を!
イギリス在住のボランティアさんよりニュースが届きましたのでご紹介します。
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イギリス政府が2018年における結核ワクチンを実施したアナグマの頭数を3月21日に公表した。ヨーロッパに分布するヨーロッパアナグマ(以下アナグマ)、641頭にワクチン接種し、そのうちの半分は政府援助のもとのワクチンプログラムによって実施された。
 イギリスでは、2010年からアナグマに結核ワクチンがライセンス化され、2014年からイギリスの牛結核危険地域とその危険地域周辺(バッファー地域)で政府とThe Wildlife Trustsのもとで実施されている。
 アナグマのワクチン化は、アナグマ同士の結核病伝染を減少させているという強固な科学的証拠がある。いくつかの研究結果が、ワクチン接種をしているアナグマは、いったん結核に感染しても、その進行、重症度そして感染伝播を軽減すると証明している。
 今回公表されたデータはからいくつかの進展が見られるとはいえ、2018年のアナグマ淘汰数は少なくとも32,602頭に上っている。しかしながら、それはとても小さい割合を意味する。
 アナグマへのワクチン接種は、アナグマ同士の結核感染を減少させると同時に、結果的に牛への結核感染の危険性を低下させ、淘汰といういわゆる虐待的な効果を及ぼさない点からも、大きな可能性を秘めている。
 2011年から2015年の間で、12のWildlife Trustsがアナグマのワクチンプログラムを実施した経緯がある。その間に1500頭以上のアナグマにワクチン接種を行った。2018年に最も大きなワクチンプログラムが実施されたDerbyshire Wildlife Trust では、素人のために ワクチントレーニングを提供し、Animal and Plant Health Agencyに配属されている人達が獣医師とともに実施した。
 The Wildlife Trusts としては、政府に対して、アナグマのワクチン接種推進派の牛農家及び土地所有者へのもっと資力(ワクチン)の投資を要求する。政府は、これまでの成果を見て、淘汰に代わる大規模なアナグマのワクチンプログラムを推進しなければならない。

イギリス在住翻訳ボランティア 折原美子
追補 JWCスタッフ



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