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動物・環境ニュース

2018/10/02
南アフリカの孤児ライオン農場は偽物!
イギリス在住のボランティアさんよりニュースが届きましたのでご紹介します。
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Tourists to South Africa warned "orphan lion cub farms are a scam driving big cats to extinction. INDEPENDENT U.K.
(南アフリカへの旅行者に警告”孤児ライオン農場は絶滅を助長する偽農場 英国インディペンデント紙)

 南アフリカの孤児ライオン農場では、旅行者達はライオンとセルフィーを撮ったり、ミルクをあげたり、散歩したりと楽しんでいますが、その裏には、旅行者達は騙されて、儲けのあるトロフィーハンティングやライオンの骨の売買を支持しているにすぎないと言われています。
 旅行者達は、その偽の孤児ライオンアトラクションと関わらないように警告されています。

 ある動物愛護団体は、”旅行者達が訪れる南アフリカの孤児ライオン農場は、アジアへの骨の売買やトロフィーハンティングからの収益によって、ただライオン達を飼育しているにすぎない。”と訴えています。

 また、ある専門家は、これらの農場は、絶滅危惧種を保護して助けるどころか、彼らは小さな檻に入れられ、その頭数は減少傾向にあると言っています。

 実際、南アフリカのライオンは旅行者達との写真スナップのために使われるために、檻の中で生活し、そして、もはや子供ライオンに愛らしさがなくなり、旅行者と一緒に散歩することも危なくなってくると、最後には、トロフィーハンティングとして売られ、あるいは、殺処分して、彼らの骨を偽の薬として売り、南西アジアへと渡って行くとのことです。

 ライオン農場に潜入した調査隊達は、子供のライオンは孤児ではなく、商業的目的で生後1日あるいは生後間もなくの赤ちゃんライオンを、母親から引き離しているにすぎなく、母親ライオンはまた強制的に檻の中で繁殖を続けさせられている状況を観察してきました。

 ヒューメイン ソサイエティ インターナショナルは、檻の中の動物は、しばしば食事、衛生的に恵まれず、または自然な行動能力をも奪われる傾向にあると主張しています。
 ”子供のライオンは決して野生に戻されないし、野生に戻っても生き残れないであろう。”
 ”また、全く無知な旅行者達やボランティアの人たちは、多額のお金を落とし、野生保護に協力していると信じ、まさか動物を虐待する産業へと、そして、ライオンの絶滅への架け橋になっているとは想像にも及ばないであろう。”

 南アフリカには、野生ライオンは3千頭にも満たなく、監護のもとでおよそ8千頭のライオンが約260箇所のライオン農場で飼育されています。
 去年は、1千600百万人の旅行者が訪れ、その数は増加傾向にあり、皮肉にも、ライオン農場の人気とその陰にあるトロフィーハンティングに拍車をかけるようです。

イギリス在住翻訳ボランティア 折原美子
追補 JWCスタッフ



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