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動物・環境ニュース

2018/09/14
伐採による生息域の破壊で2050年にはコアラの絶滅が懸念される!
イギリス在住のボランティアさんよりニュースが届きましたのでご紹介します。
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Koalas 'to be extinct by 2050' as farmers destroy awathes of forest. "THE TIMES"

コアラは旅行者に愛され、世界的著名人に抱かれるやら、そして、写真でセルフィーポーズを決めたい芸能人に撫でられ、とても人気者です。
 しかしながら、長期間のコアラの生存展望に関する報告によると、その生存はあまり長くないだろうと...
この背景にあるのは、オーストラリア北部のニューサウスウェールズでのコアラの生息域の破壊によると言われています。
 動物愛護の人々は、もしこの状況が続けば、2050年までにコアラはオーストラリアから絶滅すると信じています。
 オーストラリア政府は、去年、原生林の法律を廃止しました。その原生林法とは、農場主が伐採を禁ずる法律で、
その土地の所有者はその法律は厳格すぎて、農家の生活を苦しめるだけだと主張してきました。
 その法律が廃止されてから、更地化された土地は、3倍にも及びました。自然保護協会は、12,000エーカーの森林が失われたと訴えています。
 自然保護生物学者のMartin Taylor氏は、もしこの更地化が現在の割合で続くと、コアラにとっての影響は非常に深刻なものになるだろうと。
 オーストラリアのWWFのStuart Blanch氏は、”ニューサウスウェールズでは、全滅の危機に向かっている。全ては、森林にかかっている。もし健康な森林であれば、野生動物たちの十分な水分供給として、地面まで伐採する必要はない。”と述べています。
 コアラが食べるユーカリの葉には、55%の水分が含まれていると言われています。
 ある統計によると、コアラの総頭数は100,000頭とも、あるいは40,000頭あまりとも言われています。
 ビクトリア女王時代(1819−1901)には、南オーストラリアの海岸沖にあるカンガルー島には、コアラの生息頭数が多大だったので、生息を維持するのに困難をきたしていました。
 しかしながら、今は、クイーンズランドとニューサウスウェールズの一部において、コアラは危急種として分類されおり、コアラの生息地域の消失、都市化の拡大そして、病気と、さらなる恐怖を彼らに投げかけています。
 ニューサウスウェールズ政府は、そのコアラの絶滅を主張している自然保護者たちを批判しながらも、その長期化したコアラの生息維持に2千万ポンド(60億円)の援助を公約しています。そして、国の最も愛されるシンボルになるようにと。
 しかしながら、観光産業に何十億ポンドをもたらすその動物にとっては、この金額は支払われるには少なすぎるかもしれません。

イギリス在住翻訳ボランティア 折原美子
追補 JWCスタッフ



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