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動物・環境ニュース

2018/07/06
かつての楽園に帰ってきたアフリカ野生犬(リカオン)

イギリス在住のボランティアさんよりニュースが届きましたのでご紹介します。
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"Wild dogs are returned to lost Eden" The Times

 モザンビークでは、過去の内戦で、アフリカ野生犬(リカオン)が全滅にまで至った背景があり、今回、彼らを再び取り戻そうという試みで、モザンビークに、何頭かのリカオンを導入しました。
 その動きは、アメリカの慈善家のGregg Carr氏によって援助された45億円プロジェクトの一部で、彼は、アフリカの失われた楽園として知られるモザンビークにあるゴロゴーザ国立公園をかつての栄光へと再建したいと願っています。

 モザンビークはかつて、動物の宝庫でしたが、ポルトガルの植民地からの独立戦争が続き1975年に独立はしたものの、100万人もの市民は殺され、野生環境は消滅してしまったそうです。リカオンは絶滅し、キリンやゾウの生息頭数は9割まで減少しました。
 1992年のローマ和平協定以降でも、モザンビークは野生環境を保護するのに苦闘しています。残念ながら、2013年には、国で最後に残ったサイが密猟によって殺されました。
 自然保護関係者たちは、有名人を魅惑させていたあの1960年代、70年代の全盛期に、ゴロンゴーザ国立公園を復活させることに希望を抱いています。
 
 8頭のオスと6頭のメスが、南アフリカから飛行機で輸送されました。広大な国立公園に離す前に、環境に慣らさせる為に何日間か檻の中で飼育されました。
 このプロジェクトは、早い時点で良い成果が得られたというのは、1頭のメス犬は妊娠中のようで、出産場所を探していました。
 他の野生動物も戻ってきており、サイやワニたちが目撃されています。2016年の調査で約60頭のライオンが認められ、2、3年前と比べると2倍に生息頭数が増えています。最近の空撮調査では、500頭あまりのゾウが生息されていることがわかりました。

 特徴のある大きな耳を持つ黄褐色がかったリカオンの再導入は、しかしながら簡単なことではなく、その肉食動物たちが不安定な生態系を乱すかもしれないし、家畜を襲って農家(人間)と衝突するかもしれない危険性を持っているからです。
 
 ただ、実際のところ、リカオンはアフリカ大陸の最も絶滅危惧された肉食動物の中の1つに挙げられ、野生において5000頭にも満たない状況にあります。

イギリス在住翻訳ボランティア 折原美子
追補 JWCスタッフ



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