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動物・環境ニュース

2017/12/18
魚の乱獲と気候変動でウミドリが絶滅の危機へ
ウミドリの象徴としてイギリスで親しまれているミツユビカモメやカツオドリがIUCNのレッドリストに追加されたという発表がありました。主に魚の乱獲や気候変動による食料不足が原因になっているという研究結果が発表されました。

研究を行ったバードライフ・インターナショナルのイアン・バーフィールド博士は、これらの鳥への脅威は、より広範な環境問題にあると指摘しました。鳥はよく研究されているため、地球上の環境状態を知るための指標となっており、 絶滅の危機にさらされている種については、今すぐに対策を考える必要があると警報を鳴らします。

太平洋と北大西洋での魚の乱獲や気候変動によって ミツユビカモメが繁殖期に食べるイカナゴが減ってしまいました。

このことがヒナの生存率に大きく影響し、2000年以降、オークニー諸島とシェトランド諸島では87%、ヘブリディーン島のセント・キルダでは96%も減少してしまい、「悲惨なヒナの生存率」をもたらしていると言われています。

世界的にみて、この種は1970年代から約40%減少したと考えられ、IUCNレッドリストの「軽度懸念」カテゴリーからの「絶滅危惧II類」カテゴリーへと移行しました。

他にも減少している種がある中で、この研究はいくつかの肯定的な傾向も見出しました。 ダルメシアンペリカンは、人工の巣などの導入により、ヨーロッパでその数が増加し、 ニュージーランドでは、2種のキウイが保護や卵の育成コントロールプログラムにより、数を増やしました。

バーフィールド博士は次のように述べています。「ありがたいことにキウイとペリカンの保全が成功したことは、きちんとしたサポートにより、保全努力が実際に効果を上げることができる事を示しています。」


Photo by JWC:カツオドリ

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