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動物・環境ニュース

2017/09/15
無慈悲さを奮起させる象ツアー
イギリス在住のボランティアさんよりアナグマに関するニュースが届きましたのでご紹介します。
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多くの観光客の人々は、象に乗ったり、鼻を触ったりと、その決定的場面を写真に収め、野生の象と楽しんでいる場面に遭遇します。
しかし、World Animal Protection(WAP)の研究報告によると、そのエンターテイメントのために野生で捕獲される象の頭数が増加しているとのことです。特にタイは、この5年間で旅行者が2倍に増え、去年13万人の旅行者が象に乗り、これらの結果として、タイにおけるその捕獲頭数は、この過去5年間で3割増以上になることです。

 WAPが、2014年11月から2016年5月の間で、タイ、ラオス、カンボジア、スリランカ、ネパールと一部のインドにある計220の象の観光スポット、計3,000頭余りの捕獲されている象の飼育環境を調査したところ、ほんの200頭だけは適切な飼育環境下で、一般の人々との接触なく生活していることがわかりました。その多く(75%以上)は、最悪な環境の中で飼育されており、3メートルにも満たない鎖に繋がれ、コンクリートの床に強制的に立たされている有様です。

 約160の旅行会社は、象ツアーの切符の廃止や、象に関するイベントの企画を廃止することに、すでに傾倒しているとのことです。
世界的に大きな旅行会社TripAdvisorは、一般の旅行者が野生動物に直接触れるツアー等の廃止を2016年に公表しています。

 WAPの世界野生獣医顧問のJan Schmidt-Burgach氏は、野生象の無慈悲なエンターテイメントの拡大は無視できないが、一方で、旅行者への教育と野生動物に関する観光事業の規定を設けことが緊急であると述べています。旅行者に自然体な象を見せる機会を与えてくれる場所を作っていくことで、彼は、象の観光事業に急進的な発展希望を投げかけています。
 
 現在、タイでは、捕獲されている象の飼育状況の把握改善をしようとする動きがあり、2016年に、捕獲されている象のデータベースを立ちあげるとともに、ミャンマーとの境界の警備を強化して不法な象の取引を阻止しようと努力しているとのことです。



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