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動物・環境ニュース

2017/03/17
ウェンズリディールのハイイロリス対策
イギリス在住のボランティアさんよりニュースが届きましたのでご紹介します。

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ハイイロリスは、1876年に北アメリカからイギリスに導入されたのが始まりですが、その生息数の増加と生息地域の拡大によって、本来イギリスに生息しているアカリスの生息に深刻な影響をもたらしています。

これらの背景を踏まえて、今回、ヨークシャー北部のウェンズリディール地域で、ハイイロリスの生息数をコントロールするための避妊計画が始まりました。

The Animal and Plant Health Agency(APHA)という国の機関である動植物衛生局が主体となって、今後5年間のハイイロリスの避妊計画と主導となる枠組み(ライセンス)を確立することを目指しています。その計画では、現在のハイイロリスの生息数350万匹から約90%を減らし、30万匹まで生息数を減少させる予定です。

その内容は、GonaConという経口避妊薬を、イギリスの子供達がよくパンに塗るヘーゼルナッツの入ったチョコレートクリームと混ぜ、ハイイロリスのエサに練り込むという作業で、そのチョコレートクリームはハイイロリスが、かなりお気に入りとういうことが実証済みとのことです。

手順としては、ハイイロリスの住む樹木に特別な餌箱を取り付けます。その餌箱のドアは、ある程度以上の重さの動物しか開かないような仕組みになっており、ネズミなどの小さい動物は体重が軽いので、そのドアを開けることはできないようになっているそうです。そして、最後に避妊薬を混ぜたエサを餌箱に入れます。

APHAは、この5年間の避妊計画とライセンス化に約100万ポンド(1億5000万円)を必要としており、今のところ、国から約4万ポンド(600万円)と、The Squirrel Accordという団体から10万ポンド(1,500万円)が支援されています。今後、種々の団体や企業からの援助が多大に必要になると予想されます。



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