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百獣の王。そう呼ばれてはばからない、最強の肉食動物、ライオン。他を圧倒する強靭な肉体と巨大かつ鋭利な爪と牙を持つこの無敵の猛獣は、神々しいばかりの美しいたてがみをまとっている。その崇高な容姿は、彼が王であることを不動のものにしている。しかし、絶滅の足音は、この百獣の王にもヒタヒタと押し寄せているのだ。
地上最大の肉食動物ホッキョクグマ。かつて、毛皮目的の乱獲で、絶滅の危機にあった彼らが、今、再び地球温暖化によって、絶滅寸前にまで追い込まれている。極寒の最果ての極地で、太古から氷原を支配し続けてきた純白の巨大獣が、永遠に消え去ることだけは、なんとしても避けたいものだ。
東南アジアの熱帯雨林。朝焼けのジャングルには今日も美しい歌声がこだましている。オスとメスが鳴き交わす、早朝のデュエットは暗く恐ろしい夜を越えてきた喜びと希望の生の賛歌と、夜の闇に没していった命たちへの鎮魂歌となって、朝露に輝く全ての者たちを勇気付けてくれるのだ。そんなテナガザルたちの歌声が、今や伐採と消失の進む東南アジアの熱帯雨林へのレクイエムになりつつある。